お肌は外側から角質層、顆粒層、有棘層、基底層という4層からなる表皮、真皮、皮下組織と続いています。
このもっとも外側の角質層は、水分の蒸発を防ぎ、外的刺激や異物から内部を守るというバリアの役割をもっています。ということは、どんなにスキンケアをしても表面を被うばかりで、肌の内部にはスキンケア成分は届かないということになりますよね。
ところが! 細胞でのミネラル類の出入りする仕組み「イオンチャネルの発見」がノーベル賞を受け、化粧品にもミネラルの超浸透性の応用が可能となったそうです。細胞の「イオンチャネル」を通過できるスキンケア成分がつくられているということのようです。
「イオンチャネル」とは、細胞膜に存在するイオン化したミネラルや栄養素を透過させる穴、全てを指します。人の細胞の大きさは平均的に10ミクロン程度(1ミクロンは1ミリメートルの1000分の1)で、イオンチャネルの幅は、さずか0.7ミリミクロン(ミリミクロンはミクロンのさらに1000分の1)、極めて小さな穴だそう。この穴からのイオンの出入りによって細胞内のイオン濃度を保つよう調節しているとか。細胞膜には様々なイオンチャネルがあって、それぞれに透過させるイオンが異なるそうです。
もちろん肌の細胞もこのイオンチャネルをもっています。ですから、肌細胞の周りに細胞が必要とするミネラルや栄養素があったとしても、イオンチャネルを透過できる大きさになっていなければ意味がないということです。
最近当たり前になったナノ化粧品は、ナノテクノロジーを使って、ビタミン類などのスキンケア成分をナノ粒子化したものです。一般的にナノ化粧品といわれているもののナノ粒子は0.1ミクロン以下だそうですから、細胞膜のイオンチャネルを通って細胞の仲間で成分を届けることはできないということになります。
今は、イオン化スキンケアに注目が集まっているそう。成分がイオンチャネルの大きさ0.7ミリミクロンより小さくイオン化されているので、細胞膜を透過することができるとか。美顔器でイオン導入なんていう方法もありますが、美顔器で皮膚に微弱な電流を流して成分をイオン化して奥まで届けようというものですから、不要な成分までイオン化してしまい浸透させてしまうこともあるそうです。
ですから、最初から必要な成分だけがイオン化されている化粧品を選ぶほうが、ずーっと効果は高くなりますね。